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木下の7月2週目のつぶやき

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みなさん、こんにちは。
外装劣化診断士の木下です。

今日は塗料の下塗材のお話をしますね。

なぜ、このお話をするかと言うと、つい最近に診断で伺ったお家の瓦がセメント瓦で劣化がかなり進んでいて塗膜がほとんど残っていない状態だったんですよ。
そして、見積を見てほしいと言われたので確認するとそこには【屋根】下塗り1回、上塗り2回と書かれていました。

まぁ、普通の工程ですが、この瓦の劣化からして下塗り1回では少ないと私は思いました。

なぜか?
下塗りは、上塗材の密着を向上させるためというのはご存知かと思います。
しかし、劣化が激しい場合は、基材がスポンジのように下塗材をスッと吸い込んでしまうんです。
そうなると塗った表面には下塗材の塗膜が残らず効果が得られない場合があるんですね。
この状態で上塗りを塗ると剥がれてしまう可能性があります。

お家の方に、下塗りは2回になる可能性があるなど説明はありましたか?と聞くと、なにもありませんでした。との事。
下塗りを2回塗ると当然金額は高くなりますが、剥がれるかもしれないリスクを抱えるのは嫌ですよね。
これから見積をとられる方は、どのメーカーの何という名の塗料か。何回塗るのか。何缶使用するか。など、ちゃんと見てくださいね。

ではまた。

 

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